コンパクトに持ち運べて、ソロキャンパーに人気のGストーブを、さらに風に強くして使いやすくしてみました。
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ストーブ、バーナーの選択
キャンプの料理で使うストーブやバーナー類、いろんな種類があって、使用シーンを考えながら、あれこれ選んでいるだけでも楽しいです。
形を含めて様々なものがありますが、大きくは使用燃料で分けられます。
<燃料>
- CB缶(家庭用カセットコンロのガス)
- OD缶
- ガソリン
- アルコール
など。
それぞれメリットデメリットがありますが、一般的なキャンプで使う分には、よほど空気が薄かったり極寒でないかぎり、この4種類のどれを選んでも火力で困ることはありません。
その中でも入手が楽なCB缶が使えるSOTOのGストーブについて、ちょっとしたアイデアとともに紹介いたします。
SOTO Gストーブについて
私はアウトドアショップで一目ぼれして入手しました。
- どこでも入手しやすいCB缶を使える
- 収納時は平たくなるので、収納効率が良い
- 収納ケース自体が台座になるという変身メカのような構造
に惹かれました。
数年にわたって使用していますが、トラブルなく使い続けています。飯ごうでの炊飯や、焼き物、天ぷらなどをする場合に、通常キャンプで使う大きさの調理器具は安定しておくことができ、火力も十分で調節も普通にできます。
SOTO Gストーブの改良
風の強い日のキャンプでストーブやバーナーを使う際、風が火元に吹き込んでくると火力が弱くなってしまうため、暴風対策が必要となります。
ウインドスクリーンで調理器具ごと囲ってしまえばいいのですが、あまり近くに設置すると、料理のジャマになります。
Gストーブの場合、火元のまわり2方向はケースに覆われていて、もともと風に強そうです。このメリットを活かして、さらに耐風性を向上させてみます。
火元への風を通りかたを見てみると、CB缶を取り付ける方の反対側が解放していて、この部分から火元に向けて風が入ってきます(下の写真では、上側の部分)。
この風の進入路さえ塞いでしまえば、Gストーブの構造上、火元を風が通り抜けにくくなります。
そこで1mm厚のアルミ板から、金ばさみで三角形の板を切り出して専用スクリーンを自作し、開放部を軽く塞ぐようにしてみました。
専用ウインドスクリーンは効果絶大
自作スクリーンの防風性を、四方からの風で確認してみました。
同じ風の強さでも、追加前後で火のゆらぎかたがまったく違い、自作スクリーンの効果が一目瞭然です。
Gストーブ自体で火元の防風ができるので、ウインドスクリーンが料理のジャマになる事もなくなり、さらに快適に使えるようになりました。
コンパクトな収納性は損なわない
最後に、専用スクリーンを追加するにあたり、こだわったポイントの紹介です。
追加したアルミ板は、ケースの中にしまう事ができるので、収納時の大きさは変わりません。
キャンプを快適にしようとすると、次々と便利なものを追加して荷物が多くなりがちです。
自作したウインドスクリーンは、収納容積は増やさずに防風性をあげられます。
ハイキングや軽登山など、荷物をコンパクトにしたい方には、Gストーブとあわせてオススメです。